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インテル® Optane™ メモリーについて(詳細)

概要

インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーは、高速なSSDをハードディスクのキャッシュとして利用することで、ハードディスクの読み書きの速度をあげる技術です。

インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを有効にすると、Windowsの起動時間や、よく使うアプリの起動時間を短縮できます。

使用上の注意

インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを有効にすると、SATAポートに接続されたハードディスクと、M.2スロットに接続されたインテル® Optane™ メモリーがペアとなり、ひとつの仮想ドライブとして動作します。

インテル® Optane™ メモリー対応モデルをお使いの場合は、工場出荷時にインテル® Optane™ メモリー・テクノロジーが有効になっています。

 

インテル® Optane™ メモリーの状態を確認する

インテル® Optane™ メモリー対応モデルの場合、出荷時にインテル® Optane™ メモリー・テクノロジーが有効になっています。

以下の手順で、インテル® Optane™ メモリーの状態を確認します。

  1. すべてのアプリを表示する
  2. 「Intel」-「インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー」をクリックする

    「インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー」が表示されます。

  3. 「インテル® Optane™ メモリー」をクリックする

    「インテル® Optane™ メモリーのステータス」に「有効。」と表示されている場合は、インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーが有効になっています。

 

インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーが有効になっている場合、「デバイス マネージャー」の「ディスク ドライブ」の下に、「Intel Optane+***GBHDD」と表示されます(***にはお使いのハードディスクの容量が表示されます)。

インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを有効にする

インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーの設定は、インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジーでおこないます。

インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを有効にする場合は、以下の手順でおこないます。

 

  1. すべてのアプリを表示する
  2. 「Intel」-「インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー」をクリックする

    「インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー」が表示されます。

  3. 「インテル® Optane™ メモリー」をクリックする
  4. 「有効化」をクリックする

    「インテル® Optane™ メモリーを有効にする」画面が表示されます。

  5. 「互換性のある高速ドライブを選択します:」でインテル® Optane™ メモリーが選択されていることを確認して、「はい」をクリックする

    「インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーの有効化が開始されます。

     

    インテル® Optane™ メモリーは、「コントローラー2, ポート0上のPCIe SSD(13 GB)」と表示されます。

  6. 「再起動」をクリックする

    コンピューターが再起動します。

     

    シャットダウンはしないでください。シャットダウンした場合、次に起動した時に、ドライブ文字が変更されることがあります。

  7. インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーが有効になっていることを確認する

    詳しくは「インテル® Optane™ メモリーの状態を確認する」をご覧ください

インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを無効にする

インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを無効にする場合は、以下の手順で設定をおこないます。

 

  1. すべてのアプリを表示する
  2. 「Intel」-「インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー」をクリックする

    「インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー」が表示されます。

  3. 「インテル® Optane™ メモリー」をクリックする
  4. 「無効化」をクリックする

    確認画面が表示されます。

  5. 「はい」をクリックする

    「インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーの無効化が開始されます。

  6. 「再起動」をクリックする

    コンピューターが再起動します。

     

    シャットダウンはおこなわないでください。シャットダウンをおこなうと、再度起動した時に、ドライブ文字が変更される場合があります。

  7. インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーが無効になっていることを確認する

    詳しくは「インテル® Optane™ メモリーの状態を確認する」をご覧ください

BIOSセットアップユーティリティでインテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを無効にする

OSが起動しない場合、BIOSセットアップユーティリティでインテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを無効化してください。

以下の手順でおこなってください。

 

BIOSセットアップユーティリティでの無効化は、処理に数時間かかる場合があります。処理の実行中にパソコンの電源をオフにしないでください。データの損失が生じる場合があります。

  1. パソコンの電源を入れる
  2. 電源ランプが点灯したら、BIOSセットアップユーティリティが表示されるまでキーボードの【F2】を何度も押す

    BIOSセットアップユーティリティが起動しない場合は、いったん電源を切り、本体の電源を入れた直後にBIOSセットアップユーティリティが表示されるまで、【F2】を繰り返し押してください。

  3. 「Devices」メニューにある「ATA Drive Setup」を選択し、【Enter】を押す
  4. 「Intel(R) Rapid Storage Technology」を選択し、【Enter】を押す
  5. 「Optane Volume:」の「Intel Optane, ***.*GB」を選択し、【Enter】を押す

    ***.*にはお使いのハードディスクの容量が表示されます。

  6. 「Disable」を選択し、【Enter】を押す
  7. 「Are you sure you want to disable?」を選択し、【Enter】を押す

    確認のメッセージが表示されます。

  8. 「Yes」を選択し、【Enter】を押す
  9. 「Disable」を選択し、【Enter】を押す

    処理が完了すると、BIOSセットアップユーティリティの画面上にインテル® Optane™ メモリーとSATAのハードディスクが別々に表示されます。

     

    処理の実行中にパソコンの電源をオフにしないでください。データの損失が生じる場合があります。

  10. 【F10】を押す
  11. 「Yes」が選択されていることを確認し、【Enter】を押す

 

無効化が完了した後、インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを再度有効にする場合は、Windows起動後に「インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを有効にする」の手順を行ってください。