BIOSセットアップメニューについて


本機には、使用環境を設定するためにBIOSセットアップメニューが内蔵されています。


BIOSセットアップメニューの起動と初期画面

  1. 電源を入れた直後に表示される「NEC」ロゴの画面で、「Press <F2> to Enter BIOS Setup, <F12> to Network Boot.」(※)と表示されたら、【F2】を押す
    以下の画面が表示されます。
    ※メニューを日本語に設定した場合は、「<F2>:BIOSセットアップメニューを起動します、<F12>:ネットワークブートします。」と表示されます。




ページの先頭へ▲

BIOSセットアップメニューの終了

メニューバーの「Exit」の選択項目


選択項目説明
Exit Saving Changes変更した内容を保存してから終了します。
(【F10】を押す終了方法と同じ)
Exit Discarding Changes変更した設定を保存せずに終了します。
Load Setup Defaultsすべての選択項目を工場出荷時の設定値に戻します。
(【F9】を押す方法と同じ)
Discard Changes変更前の値に戻します。
Save Changes変更した値を保存します。

ページの先頭へ▲

工場出荷時の設定値に戻す

BIOSセットアップメニューの内容を、工場出荷時の設定値に戻す方法について説明します。

  1. 電源を入れる
  2. 「NEC」ロゴの画面で、「Press <F2> to Enter BIOS Setup, <F12> to Network Boot.」と表示されたら、【F2】を押す
    BIOS セットアップメニューが表示されます。
  3. 【F9】を押す
    「Setup Confirmation」のダイアログボックスが表示されます。
  4. 「Yes」を選択し、【Enter】を押す
    デフォルト値(工場出荷時の設定値)を読み込みます。
  5. 【F10】を押す
    「Setup Confirmation」のダイアログボックスが表示されます。
  6. 「Yes」を選択し、【Enter】を押す
    設定値が保存され、BIOSセットアップメニューが終了します。

以上で作業は終了です。

ページの先頭へ▲

Mainの設定


(☆)マークが付いている設定項目は、ユーザパスワードで起動したときに変更可能な項目です。

●System Time(☆)

現在の時刻を「時:分:秒」で入力します。

●System Date(☆)

日付を「月/日/年」で入力します。

●Language(☆)

BIOSで使用する言語を設定します。日本語または英語を選択できます。工場出荷時は「English (US)」です。

●Legacy Diskette A

フロッピーディスクドライブのモードを選択します。工場出荷時の設定は、モデルによって異なり2通りあります。
フロッピーディスクドライブが搭載されているモデルは、「1.44/1.25MB 3 1/2"」に設定されています。FDレスモデルまたはFDCDレスモデルは、「Disabled」に設定されています。
「Disabled」にするとフロッピーディスクドライブが使用できなくなります。(I/Oロック)

設定項目設定内容
Legacy Diskette A
Disabled◎ 
360 Kb 5 1/4"
1.2 MB 5 1/4"
720 Kb 3 1/2"
1.44/1.25 MB 3 1/2"◎
2.88 MB 3 1/2"
※◎は、工場出荷時の設定値です。

●Primary Master

現在接続されているIDE デバイス(工場出荷時に内蔵されているハードディスクドライブ)が表示されます。

●Primary Slave

本項目には何も表示されません。

●Secondary Master

現在接続されているIDEデバイス(CD-ROMドライブが搭載されているモデルでは、工場出荷時に内蔵されているCD-ROMドライブ)が表示されます。CDレスおよびFDCDレスモデルの場合は何も表示されません。

●Secondary Slave

本項目には何も表示されません。

●Keyboard Features

キーボード機能を設定します。この項目にカーソルをあわせ【Enter】を押すとサブメニュー設定画面となります。

設定項目設定内容説明
NumLockAuto◎/On/Off起動時にNum lock を有効にするかを設定します。
Key ClickDisabled◎/Enabledキークリック音を使用するかを設定します。
Keyboard auto-
repeat rate
30/sec◎、26.7/sec 、
21.8/sec 、18.5/sec 、
13.3/sec 、10/sec 、
6/sec 、2/sec
キーリピート間隔を設定します。
Keyboard auto-
repeat delay
1/4sec、1/2sec◎、
3/4sec 、1sec
キーリピートが開始されるまでの待ち時間を設定します。
Legacy USB
Support
Enabled◎/DisabledUSBレガシー機能を設定します。
USB Packet
Size
8◎/64USBデバイスを認識する際の最初のデータパケットサイズを設定します。通常は「8」のままご利用ください。
※◎は、工場出荷時の設定値です。

●Boot-Time Diagnostic Screen

起動時に自己診断画面を表示するかを設定します。「Enabled」に設定するとNECロゴを表示せずに自己診断画面を表示します。工場出荷時は「Disabled」です。

●System Memory

搭載されているシステムメモリ容量を表示します。

●Extended Memory

搭載されている拡張メモリ(メインRAM)を表示します。

●BIOS Revision

搭載されているBIOSのリビジョンを表示します。
ページの先頭へ▲



Advancedの設定


ユーザパスワードで起動した場合、「Advancedの設定」が選択できなくなります。

●Plug & Play O/S

プラグ&プレイ対応のオペレーティングシステムを使用している場合は「Yes」を選択します。工場出荷時は「Yes」に設定されています。

●APIC interrupt routing


●Reset Configuration Data

PCカードなどのプラグ&プレイ機器の設定値のみを初期化したい場合には、「Yes」を選択します。工場出荷時は「No」に設定されています。 ただし、「Yes」に設定した後、再度BIOSセットアップメニューを起動すると「No」に戻ります。

●PCI Configuration


●Cache Memory


●I/O Device Configuration

入出力機器の設定を行います。この項目にカーソルをあわせ【Enter】を押すとサブメニューの設定画面となります。

設定項目設定内容説明
Floppy Disk
Controller
Disabled◎
/Enabled◎
/Auto 注意
フロッピーディスクコントローラの使用を設定します。「Disabled」ではフロッピーディスクコントローラが使用できなくなります(I/Oロック)。
Base I/O
Address
Primary◎
/Secondary
フロッピーディスクコントローラのI/O ベースアドレスを設定します。
※◎は、工場出荷時の設定値です。

<注意>
工場出荷時は、モデルによって異なり2通りあります。フロッピーディスクドライブが搭載されているモデルの場合は「Enabled」、FDレスモデルおよびFDCDレスモデルの場合は「Disabled」です。

●Large Disk Access Mode


●Local Bus IDE adapter

内蔵用のIDEアダプタを使用するかどうかを設定します。工場出荷時は「Both」に設定されています。

●QuickBoot Mode

「Enabled」に設定した場合、本機起動時の一部のテストをスキップします。システム起動時間が短縮されます。工場出荷時は「Enabled」に設定されています。

●Sound

サウンドのリソースを設定します。この項目にカーソルをあわせて【Enter】を押すとサブメニューの設定画面になります。

設定項目設定内容説明
SoundDisabledサウンドを切り離します。
Enabled◎サウンドが使用できます。
※◎は、工場出荷時の設定値です。

●Internal LAN

「Disabled」を設定すると内蔵LANを切り離します。工場出荷時は「Enabled」です。「Disabled」に設定した場合は、リンクケーブルを接続しないでください。

●LANDesk(R) Service

本体BIOSに標準搭載しているLANDesk Service機能の設定を行います。工場出荷時は「Enabled」に設定されています。

●DMI Event Logging

起動時に起きたイベントログを参照できます。この項目にカーソルをあわせて【Enter】を押すとサブメニューの設定画面となります。

設定項目設定内容説明
View DMI
Event Log
Controller
(設定項目はありません)【Enter】を押すとDMIイベントログを表示します。
Clear All DMI
Event Logs
No◎/Yes「Yes」を選択すると、再起動後すべてのDMIイベントログをクリアします。
Event LoggingEnabled◎/Disabled「Enabled」ではDMIイベントログを記録します。
Mark DMI
Events As
Read
Yes/No【Enter】を押し、「Yes」を選択すると表示されているログは既読状態となります。
※◎は、工場出荷時の設定値です。

●Restore On AC/Power Loss

AC電源(AC100V)が失われ、再投入されたとき、どの状態に復旧するかを設定します。

設定項目設定内容説明
Restore On
AC/Power Loss
Power Off◎AC投入時に電源は入りません。
Last StateAC電源が失われたときの状態に戻します。電源が入っている状態で、AC電源が切れた場合は、電源が入ります。電源が切れている状態でAC電源が切れた場合は、電源は入りません。
Power OnAC投入時に電源が入ります。
※◎は、工場出荷時の設定値です。

●On PME

PCIデバイス(LANボード等)によって電源を操作します。リモートパワーオン機能を利用するには、本項目を「Power On」に設定します。工場出荷時は「Stay Off」に設定されています。


●Summary Screen

「Enabled」に設定すると起動時にシステム設定状況を表示します。工場出荷時は「Disabled」に設定されています。
ページの先頭へ▲

Securityの設定



Securityの設定

セキュリティに関する各種設定を行います。
(☆)マークが付いている設定項目は、ユーザパスワードで起動したときに変更可能な項目です。

●Supervisor Password Is

スーパバイザパスワードの設定状態を表示します。工場出荷時は「Clear」です。

設定項目設定内容説明
Supervisor
Password Is
(設定項目はありません)「Set」が表示された場合、スーパバイザパスワードが設定されています。
「Clear」が表示された場合、スーパバイザパスワードが設定されていません。

●Set Supervisor Password

スーパバイザパスワードを設定します。

設定項目設定内容説明
Set Supervisor
Password
(パスワードを設定します)項目にカーソルをあわせて【Enter】を押すとスーパバイザパスワードの設定画面になります。

●User Password Is

スーパバイザパスワードと同じ表示です。

●Set User Password(☆)

スーパバイザパスワードと同じ設定です。



●Password On Boot

本機の起動時にパスワード入力を行うかの設定を行います。リモートパワーオン機能を利用するときは、「Network Boot Setting」の「BIOS LOCK」を「Disabled」に設定します。工場出荷時は「Disabled」です。

●Fixed disk boot sector

ハードディスク起動セクタを書き込み禁止にするかの設定を行います。
「Write Protect」にすると起動セクタをウイルスから保護します。工場出荷時は「Normal」です

●Diskette Access

下記の設定の後、「Supervisor」に設定するとスーパバイザ以外フロッピーディスクドライブにアクセスできなくなります。工場出荷時は「Supervisor」です。

●Network Boot Setting

この項目にカーソルをあわせ、【Enter】を押すと、サブメニュー設定画面となります。

設定項目設定内容説明
Keyboard/
Mouse Lock
Disabled/Enabled◎「Enabled」を選択すると、リモート起動時(OSが起動されるまで)にキーボード/マウスをロックします。
BIOS LOCKEnabled/Disabled◎「Disabled」を選択すると、「Password On Boot」で「Enabled」が設定されていてもリモート起動時にパスワード入力を要求しません。この項目は、パスワードを設定した場合に表示されます。
※◎は、工場出荷時の設定値です。


●Virus check reminder

起動時に警告メッセージを表示します。表示するタイミングは「Disabled」、「Daily」、「Weekly」、「Monthly」の中から選択します。工場出荷時は「Disabled」です。

●System backup reminder

起動時に警告メッセージを表示します。表示するタイミングは「Disabled」、「Daily」、「Weekly」、「Monthly」の中から選択します。工場出荷時は「Disabled」に設定されています。二度と同じものを作れないような大切なデータがある場合には、定期的にバックアップをとれるよう、設定を変更することをおすすめします。

 I/Oロック
ページの先頭へ▲

パスワードの解除

スーパバイザ/ユーザパスワードは、BIOSセットアップメニューを起動して「Security」の「Set Supervisor Password 」または「Set User Password」にパスワードを入れて、新しいパスワードに何も入れずに【Enter】を押すと解除されます。なお、スーパバイザ/ユーザパスワードを忘れてしまった場合のパスワードの解除方法については「周辺機器を利用する」の「ストラップスイッチの設定」をご覧ください。


ページの先頭へ▲



Powerの設定


本機でLinux(APMモード)を使用した場合の省電力管理設定を行います。
(☆)マークが付いている設定項目は、ユーザパスワードで起動したときに変更可能な項目です。


●Power Savings(☆)

パワーマネージメントモードを選択します。モードを選択することによって本機のパワーマネジメント設定を変更します。

設定項目設定内容説明
Power SavingsDisabledパワーマネージメント機能を停止します。
Customized◎「Auto Suspend Timeout」および「Hard Disk Timeout」をユーザが選択できます。
Maximum Power Savings消費電力を最小限に抑えることができます。このときのタイムアウト時間は以下のとおりです。
 Auto Suspend Timeout:5 Minutes
 Hard Disk Timeout:1 Minute
Maximum Performance電力をより多く消費しますが、性能は最大に発揮します。このときのタイムアウト時間は以下のとおりです。
 Auto Suspend Timeout:60 Minutes
 Hard Disk Timeout:15 Minutes
※◎は、工場出荷時の設定値です。


●Auto Suspend Timeout(☆)

本機が自動的にサスペンド状態に移行するまでの時間を設定します。工場出荷時は「OFF」に設定されています。


●Hard Disk Timeout(☆)

ハードディスクドライブの電源が切れるまでの時間を設定します。工場出荷時は「Disabled」です。


●System Switch(☆)

「System Switch」は本体前面にある電源スイッチをパワーボタンまたはスリープボタンとして利用できるようにする機能です。工場出荷時の設定は「Power Button」に設定されています。
「System Switch」の設定を「Power Button」(工場出荷時)から「Sleep Button」に変更した場合の電源を切る操作は次のようになります。

<正しく電源を切る方法>
正しく電源を切る方法については、「本体の構成各部」「電源」の「電源の入れ方/切り方(電源の手動操作)」をご覧ください。

<電源スイッチによって強制的に電源を切る方法>
次の方法で強制的に電源を切ることができます。なお、強制的に電源を切った場合は、本機の電源を入れ直してLinuxを起動させ、再度、正しく電源を切ってください。
  1. 電源スイッチを押す
    電源ランプがオレンジ色に点灯し、サスペンド状態になります。
  2. 電源スイッチを4秒以上押し続ける
    電源ランプがオレンジ色から緑色に変わり、電源が切れると電源ランプも緑色から点灯しなくなります。

●Resume On Modem Ring(☆)



●Resume On Time(☆)



●Resume Time(☆)



●ACPI Assist




ページの先頭へ▲


Bootの設定


起動順位の設定

起動するデバイスを優先順にしたがってリスト表示します。本機を起動するデバイス(ブートデバイスともいいます)を設定します。

●起動順位(次の表が表示されます)


設定内容説明
+Removable Devices本機を起動するデバイスの順番を決めます。設定したデバイスの上から順番に起動されます。
ATAPI CD-ROM Drive
+Hard Drive
Network Boot

起動するデバイスを変更するには【↑】【↓】を使用して変更したいデバイスにカーソルをあわせます。【+】を押すとリストの上側に移動し、【−】を押すとリストの下側に移動します。
複数のデバイスが存在する「Hard Drive」「Removable Devices」についてはさらにその中で起動する順位を設定することができます。

●Removable Devices

取り外し可能なデバイスのうち、内蔵フロッピーディスクドライブを検索する順番を設定します。本機は、フロッピーディスクドライブが1台なので設定を変更する必要はありません。また、FDレスモデルおよびFDCDレスモデルの場合も変更する必要はありません。

●Hard Drive

ハードディスクドライブを検索する順番を設定します。オペレーティングシステムを検出するまで、表示されたリストの上から順に検索を続けます。本機は、内蔵ハードディスクドライブが1台なので設定を変更する必要はありません。

ページの先頭へ▲