「Security」メニュー

[2017030203]
設定項目 設定値 説明
Supervisor Password スーパバイザパスワードが設定されているかどうかが表示されます。
User Password ユーザパスワードが設定されているかどうかが表示されます。
Change Supervisor Password スーパバイザパスワードの設定、変更を行います。【Enter】を押すと設定画面が表示されます。
Change User Password※1 ※2 ユーザパスワードの設定、変更を行います。【Enter】を押すと設定画面が表示されます。
Password Check※1 【Setup】
Always
システム起動時にパスワードの入力を求めるかどうかを設定します。
Hard Disk Security
SATA Port 0:xxxxx SATA Port 0に接続されたSSDのパスワードの設定をします。【Enter】を押すとサブメニューが表示されます。設定については「Hard Disk Security」をご覧ください。
Security Chip Configuration セキュリティチップの設定をします。【Enter】を押すとサブメニューが表示されます。設定については「Security Chip Configuration」をご覧ください。
※1 スーパバイザパスワードを設定すると表示されます。
※2 ユーザパスワードでBIOSセットアップユーティリティを起動した場合でも設定可能な項目です。

◆スーパバイザパスワード、ユーザパスワードの設定

「Change Supervisor Password」または「Change User Password」にカーソルを合わせ、【Enter】を押すと表示される設定画面で設定します。

新しくパスワードを設定する場合は、「Create New Password」欄に設定するパスワードを入力して、【Enter】を押し、「Confirm New Password」欄に確認のために同じパスワードを入力し、【Enter】を押してください。

設定済みのパスワードを変更する場合は、「Enter Current Password」欄に現在のパスワードを入力し、【Enter】を押した後で、新しくパスワードを設定する場合と同様にパスワードを入力してください。

 
  • パスワードで使用できる文字は半角英数字のみで、15文字以内でなければなりません。また、大文字/小文字の区別はありません。
  • スーパバイザパスワードの場合、新しいパスワードに何も入力しないで【Enter】を押せば、スーパバイザパスワード、ユーザパスワードの両方が解除されます。
  • ユーザパスワードでBIOSセットアップユーティリティを起動した場合、ユーザパスワードを解除することはできません。
  • 設定したパスワードは忘れないようにしてください。パスワードは本機を再セットアップしても解除できません。パスワードを忘れてしまった場合、有償での解除処置となります。

Hard Disk Security

 
ハードディスクパスワードの設定を変更する場合は、本機の電源が切れている状態からBIOSセットアップユーティリティを起動し、設定を行ってください。

ハードディスクパスワードの設定を行います。

 
本機では、内蔵SSDはSATA Port 0に接続されています。
設定項目 設定値 説明
Hard Disk Security Setting
  HDD Password is 内蔵SSDにパスワードが設定されているかどうかが表示されます。
  Set Master Password 内蔵SSDのマスタパスワードの設定、変更を行います。【Enter】を押すと設定画面が表示されます。
  Set User Password※1 内蔵SSDのユーザパスワードの設定、変更を行います。【Enter】を押すと設定画面が表示されます。
※1 ユーザパスワードでBIOSセットアップユーティリティを起動した場合でも設定可能な項目です。

◆ハードディスクパスワードの設定

設定するパスワードの項目にカーソルを合わせ、【Enter】を押すと設定画面が表示されます。
すでにパスワードが設定されている場合は「Enter Current Password」欄が表示されるので、現在のパスワードを入力し、【Enter】を押します。
「Create New Password」欄に新しいパスワードを入力し、【Enter】を押し、「Confirm New Password」欄に確認のために同じパスワードを入力し、【Enter】を押すと設定されます。
ハードディスクパスワードを設定しても、設定したハードディスクマスタパスワードやハードディスクユーザパスワードを本機の起動時に入力する必要はありません。

 
  • パスワードに使用できる文字は半角英数字のみで、32文字以内でなければなりません。また、大文字/小文字の区別はありません。
  • ハードディスクパスワードは必ずハードディスクマスタパスワード/ハードディスクユーザパスワードの両方を設定してください。
  • ユーザパスワードは、マスタパスワードが設定されていなければ設定できません。
  • 購入元、またはNECに本機の修理を依頼される際は、設定したパスワードは解除または無効にしておいてください。また、起動できずにパスワードを解除または無効にできない場合は、修理から戻ってきた際に、使用していたマスタパスワードとユーザパスワードを再設定してください。
  • ハードディスクパスワードを忘れてしまった場合、NECに持ち込んでもロックの解除はできません。SSDに保存されているデータは二度と使用できなくなり、SSDも有償で交換することになります。ハードディスクパスワードは忘れないように十分注意してください。

◆SSDのロックの解除

本機の起動時にSSDがロックされたという内容のメッセージが表示された場合は、次の手順でハードディスクパスワードを再設定し、SSDのロックを解除してください。

 
  • SSDがロックされたという内容のメッセージが表示された状態で、ハードディスクユーザパスワードまたはハードディスクマスタパスワードを入力すると一時的にロックを解除することができます。
  • ロックを一時的に解除している状態では、スリープ状態および休止状態にしないでください。

◆ハードディスクパスワードの解除

パスワードを解除したいSSDのマスタパスワードの項目にカーソルを合わせ、【Enter】を押し設定画面を表示させます。
「Enter Current Password」欄に現在のパスワードを入力し、【Enter】を押し、「Create New Password」欄および「Confirm New Password」欄に何も入力しないで、【Enter】を押すとパスワードが解除されます。

Security Chip Configuration

セキュリティチップの設定を行うことができます。

設定項目 設定値 説明
TPM Support※1 【Disabled】
Enabled
「Enabled」に設定すると、セキュリティチップが利用可能になります。
Current TPM State 現在のセキュリティチップの設定状態を表示します。
Change TPM State※1 ※2 Enable&Activate
Deactivate&Disable
Clear
【No Change】
セキュリティチップの設定を変更します。
「Clear」(セキュリティチップの初期化)は、「Current TPM State」の表示が「Enabled&Activated」の場合のみ選択できます。また、初期化を行うと「Current TPM State」は 「Disabled&Deactivated」になります。
Password Authentication※3 【Disabled】
Enabled
「Enabled」に設定すると、セキュリティチップの状態を変更するときにスーパバイザパスワードの入力が必要になります。
※1 ユーザパスワードでBIOSセットアップユーティリティを起動した場合でも設定可能な項目です。ただし、「Password Authentication」が「Enabled」に設定されている場合は変更できません。
※2 「TPM Support」を「Enabled」に設定している場合のみ設定可能となります。
※3 スーパバイザパスワードが設定済みで、かつ「TPM Support」の設定が「Enabled」の場合のみ設定できます。
 
  • 本機能を使用する場合は、スーパバイザパスワード/ユーザパスワードを併用し、BIOSセットアップユーティリティのセキュリティを強化してお使いください。また、「Boot」メニューで、「1st Boot」に「Hard Disk」を設定することを推奨します。
  • 「Password Authentication」を「Enabled」に設定した場合、セキュリティチップの設定変更時の確認画面の後に、パスワードの入力画面が表示されます。設定の変更を有効にするには、スーパバイザパスワードを入力してください。間違ったパスワードやユーザパスワードを入力した場合、設定の変更は無効になります。
  • セキュリティチップ機能のユーザー情報を初期化すると、Windows上で保護したデータが参照できなくなりますので、必要なデータは参照可能な場所に退避してから初期化を行ってください。また、本機を廃棄する際には、ユーザー情報を初期化することで、データの漏えいを防ぐことができます。