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パソコンお役立ち講座 外でも家でも快適! インターネット活用講座

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パソコンはもちろん、スマートフォン、ゲーム機、家電製品までつながるインターネット。その普及率は82.8%*と高く、水道や電気と同じように、生活に欠かせないインフラとして浸透しています。

今回は、そんなインターネットの基礎をおさらいしながら、もっと便利に、もっと楽しく、インターネットを活用するための情報をお届けします。

インターネット

*「平成26年通信利用動向調査の結果」(総務省)より

インターネットの基礎知識

インターネットの歴史

インターネットはアメリカの国防総省が1969年に開始したARPAnetから始まりました。最初は4台のコンピュータを結んだ小さなネットワーク。それが徐々に拡がり、1973年に国際接続に成功、1974年に世界初の公衆パケット交換網がサービスを開始しました。
日本では、3つの大学をネットワークで接続したJUNETが1984年に開始されました。国を跨いだインターネットに接続されたのは5年後の1989年。さらに4年後の1993年に日本での商業利用が始まりました。
同じ1993年にWebブラウザの先祖とも言える「Mozaic」がアメリカで開発、さらに1995年にWindows 95が発売されたことで、インターネットは爆発的に普及しました。
現在では世界の32億人、日本では1億18万人もの人がインターネットを利用しています。

インターネットの歴史

インターネットのしくみ

複数のコンピュータを接続し、情報をやり取りできるようにしたものがネットワーク。このネットワークをほかのネットワークとも接続できるようにする仕組みがインターネットです。

インターネットのしくみ

コンピュータ同士の通信には、TCP/IPというプロトコルが共通言語として使われています。 それぞれのコンピュータにはIPアドレスが割り振られていて、IPアドレスは住所のような役割を果たします。

インターネット回線の種類

インターネットに接続するために必要なのが、インターネット回線。今日では、さまざまなタイプの回線が提供されています。
主な回線にはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。

●光ファイバー

光ファイバーはインターネットの速度が速いため、動画などの再生に向いています。また、固定電話回線が無くても利用可能なので、マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、ADSLよりも安く利用できることがあります。

●ADSL

ADSLは既存の電話回線を利用するインターネットの総称です。光ファイバーと比較すると速度は劣りますが、すでに固定電話回線を利用している方は、比較的安く利用できます。しかし、NTTの局舎から離れれば離れるほど、通信速度が遅くなってしまうので注意が必要です。

●CATV

CATVインターネットとは、CATV(ケーブルテレビ)網を利用して提供されるインターネットの総称です。接続するためには専用の機器が必要です。また、回線工事が必要な場合もあります。

家庭でのインターネット利用事情

●アクセス元

機器別のインターネット利用状況を見ると、一番利用されているのは自宅のパソコンということが分かります。しかし、ここ一年でスマートフォンの利用率が増えているため、もしかしたら来年には、スマートフォンの利用率がパソコンの利用率を越えて1位になるかもしれませんね。

●利用時間

主なメディアごとの利用時間は、全体で見ると一番利用時間が多いのがテレビです。
これはH24年〜H26年の経年でも大きな変化は見られません。
10代〜30代のインターネット利用時間は増加傾向で、H26年の10代・20代では、インターネットがテレビの利用時間を超えています。
また、休日のインターネット利用時間は全世代で増加傾向が見られます。インターネットでのショッピングや情報収集などを休日にゆっくり楽しんでいるのかもしれませんね。

●目的・用途

目的別利用状況を見ると「電子メールの送受信」が全世代で1番利用されていることが分かります。
20代で突出して多いのが「ソーシャルメディアの利用」と「動画投稿・共有サイトの利用」です。活発に活用されているようですね。
全世代で電子メールの次に多いのが「地図・交通情報の提供サービス」、「天気予報」や「ニュースサイト」の利用、「商品・サービスの購入・取引」です。
前出の利用時間では、インターネットの休日利用が増加していましたが、SNSやショッピング、情報収集を楽しむ時間が増えているのではないでしょうか。

ちょっとプラス

インターネットの速度・容量

●インターネットの速度って?

たとえば写真などをフォルダからフォルダへコピーするとき、「あと○○秒かかります」などの表示が出たことはありませんか?インターネット回線はデータを転送するときの速さが決まっていて、その速度を表す単位として「Mbps」(メガビーピーエス)が使われています。この「Mbps」は、1秒間に何メガビットのデータを転送できるかを表しています。
ちなみに「1Mbps」は、文字にすると1秒間に約6万文字転送できます。

●インターネットの容量って?

スマートフォンを契約するときに「データ容量」をどうするか聞かれたことはありませんか?契約プランによって、1か月にインターネットを利用できるデータ容量が決まっていて、その単位には「GB(ギガバイト)」が使われています。
ちなみに「1GB」は文字にすると約3億5千万文字分です。

次は…「ワイヤレスでもっと便利に」についてご紹介します。

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