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最終更新日:2013年9月2日
掲載日:2005年5月16日
2005年5月16日の省令改正による、5GHz帯無線LAN(IEEE802.11a)の割り当て周波数変更に関するQ&A
当社の無線LAN(IEEE802.11a)内蔵パソコンに関するQ&Aを中心に記載しています。
改正の詳細・影響に関しては、社団法人 電子情報技術産業協会のガイドライン及びFAQをご参照ください。
Q1. 今回の改正の概要を教えてください。
A1. ※社団法人 電子情報技術産業協会のガイドラインより抜粋
2005年5月16日の省令改正により、5GHz帯(IEEE802.11a)の割り当て周波数が次のように変更されます。 なお、便宜上、各チャネルを下記のような名称(J52,W52,W53)で表現します。
従来の11aに対して新しい11aは次のような特徴があります。
従来の規格で使用していたチャネルが変更になります。
(34,38,42,46ch⇒36,40,44,48ch)
新たにチャネルが追加になります。(52,56,60,64ch)
新たに追加されるチャネル(52,56,60,64ch)では、無線LAN端末(子機)のアドホックモードは使用できません。

詳細は社団法人 電子情報技術産業協会のWEBサイトをご参照ください。 http://www.jeita.or.jp/japanese/index.htm
Q2. 従来の規格で使用していたチャネルが変更になるとのことですが、従来のチャネルは無くなってしまうのですか?
A2. 従来のチャネルが無くなる訳ではございません。
引き続き従来チャネル製品を使い続けていただくことができます。使用期限はありません。
ただし、今後は新チャネル製品が増えていき、徐々に従来チャネルで通信可能な機器が減っていきますので、御注意ください。
Q3. 今回の改正の目的(趣旨)は何でしょうか?
A3. 近年、簡易かつ安価に家庭やオフィス内にインターネット接続環境を展開できる無線LANが急速に普及しています。また、ADSLの高速化やFTTHの普及にあわせ、ホットスポット等における無線アクセスシステムについても、より高速な通信が求められているところです。
このため周波数の追加割当が急務となっており、昨年7月、世界無線通信会議(WRC−03)において、無線LANを含む無線アクセスシステム用として5GHz帯(5150から5350MHz及び5470から5725MHz)が世界的に分配されています。
今回の改正は、上記の内容を踏まえ、5.25〜5.35GHz帯の周波数を追加割当し、5GHz帯無線LAN(11a)のチャネル数を従来の4チャネルから8チャネルへ増やすとともに、欧米各国とは異なっていた5.15〜5.25GHzの周波数帯のチャネル位置を各国との互換性を考慮して共通にするという趣旨で実施されます。
Q4. 従来の11aと新しい11aの互換性はあるのですか?
A4. 従来の中心周波数を使用した無線LAN機器と新しい中心周波数を使用した無線LAN機器とは通信チャネルが一致しないために通信を行うことができません。
従来の11aのパソコンをお持ちの方が、新しい11aに対応したアクセスポイントに接続するためには、パソコン内蔵の無線LANモジュール(ソフトウェア)の更新が必要です。
 
基本方針として、2005年5月までに発表した弊社製無線LAN(11a)内蔵のパソコンでは、モジュール(ソフトウェア)を更新する事により、 5.15〜5.25GHz帯については、従来チャネル(J52)、新チャネル(W52)、両方に対応出来るようになる見込みです。
但し、以下の制限事項がございますのでご注意ください。
・新しく追加割り当てされた5.25〜5.35GHz帯(W53)には対応出来ません。
・更新後は、もとの状態(従来方式)に戻すことは出来ません。
 
対象機種(パソコン)並びに更新用ソフトウエアのご利用に関しては、個人向けパソコン(LaVie、VALUESTARシリーズ) についてはこちらをご参照ください。

企業向けパソコン(VersaPro、Mateシリーズ) についてはこちらをご参照ください。
Q5. 従来チャネルの製品を使っていますが、必ず新チャネルにしなければならないのですか?
今のままでは使えなくなるのでしょうか?
A5. 新チャネル製品が出荷された後でも、引き続き従来チャネル製品を使い続けていただくことができます。使用期限はありません。ただし、今後は新チャネル製品が増えていき、徐々に従来チャネルで通信可能な機器が減っていきますので、御注意ください。
 
一方、新チャネル対応品と接続する際には、モジュール(ソフトウェア)の更新が必要です。
弊社製無線LAN(11a)内蔵のパソコンでは、モジュールを更新する事により、5.15〜5.25GHz帯については、 従来チャネル(J52)、新チャネル(W52)、両方に対応出来るようになる見込みですが、以下の制限事項がございますのでご注意ください。
・新しく追加割り当てされた5.25〜5.35GHz帯(W53)には対応出来ません。
・更新後は、もとの状態(従来方式)に戻すことは出来ません。
 
対象機種(パソコン)並びに更新用ソフトウエアのご利用に関しては、個人向けパソコン(LaVie、VALUESTARシリーズ) についてはこちらをご参照ください。

企業向けパソコン(VersaPro、Mateシリーズ) についてはこちらをご参照ください。
Q6. 私の所有しているパソコンは、どのチャネルを使っているのでしょうか?
A6. 2005年5月までに発表・発売した弊社製のIEEE802.11a内蔵のパソコンは、すべて従来チャネル(J52)となっております。(既に発表しているモデルが、途中から新チャネルに切り替わる事はありません)
 
2005年秋以降の新製品より、従来チャネル(J52)に加えて、新チャネル(W52、W53)にも順次対応予定です。
Q7. ある製品が新チャネル対応かはどのようにして区別できますか?
A7. 新チャネル対応の場合は、製品のカタログや梱包箱などにW52, W53といった表示があり、これで区別できます。つまり、W52とあればW52の4チャネル(36,40,44,48ch)と接続可能です。
従来の製品は、J52の表示がある製品と接続可能です。
製品によっては、従来チャネル(J52=34,38,42,46ch)対応であるものを新チャネル(W52=36,40,44,48ch)対応にできることがあります。

対象機種(パソコン)並びに更新用ソフトウエアのご利用に関しては、個人向けパソコン(LaVie、VALUESTARシリーズ) についてはこちらをご参照ください。

企業向けパソコン(VersaPro、Mateシリーズ) についてはこちらをご参照ください。
Q8. 従来チャネルの通信と、新チャネルの通信を、混在させて利用することはできますか?
A8. 可能です。ただし、従来チャネル・新チャネルのどちらから見ても、もう片方の通信(J52から見たW52、もしくはW52から見たJ52)がノイズとなり、通信性能が悪くなりますので、おすすめいたしません。どちらか片方のみを使用するべきです。
Q9. Air TV用の更新用ソフトウェアは提供されるのか?
A9. 誠に申し訳ございませんが、技術的に対応が不可能であるため、提供出来ません。
Q10. 私が今使っている従来チャネル対応の無線LAN機器は、新チャネルに対応できますか?
また、どのような方法で対応できますか?
A10. 基本方針として、IEEE802.11aの無線LANを内蔵した弊社製パソコンでは、更新用ソフトウェアを準備する予定です。
但し、以下の制限事項がございますのでご注意ください。
・新しく追加割り当てされた5.25〜5.35GHz帯(W53)には対応出来ません。
・更新後は、もとの状態(従来方式)に戻すことは出来ません。
 
対象機種(パソコン)並びに更新用ソフトウエアのご利用に関しては、個人向けパソコン(LaVie、VALUESTARシリーズ) についてはこちらをご参照ください。

企業向けパソコン(VersaPro、Mateシリーズ) についてはこちらをご参照ください。
Q11. 更新用ソフトウェアはいつ頃提供されるのですか?
A11. 対象機種(パソコン)並びに更新用ソフトウエアの提供スケジュールに関しては、個人向けパソコン(LaVie、VALUESTARシリーズ) についてはこちらをご参照ください。

企業向けパソコン(VersaPro、Mateシリーズ) についてはこちらをご参照ください。
Q12. 従来チャネル対応品の保守サポートはいつまで受けられるのでしょうか?
A12. モデル毎に定められている補修用性能部品の最低保有期間に従います。(通常と同じ)
現状、補修用性能部品の最低保有期間は下記となっております。
・企業向けパソコン(VersaPro、Mateシリーズ) :製造打切後5年
・個人向けパソコン(LaVie、VALUESTARシリーズ) :製造打切後6年(ただし、Android 搭載タブレットは3年)
 
なお、新チャネル(W52)対応のための更新用ソフトウエアをご提供できる期間は、2011年5月31日までとなっております。
Q13. 該当機器を海外で使用することはできますか?またその場合の制限事項などはありますか?
A13. 弊社の製品で海外認証を取得しているモデルはありませんので、海外で使用することはできません。
Q14. IEEE802.11b/11gへの影響は無いのでしょうか?
A14. 本改正は、IEEE802.11a(5.2GHz帯)に対しての変更ですので、IEEE802.11b/11g(2.4GHz帯)への影響はありません。
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