はじめに

Windows 8 / 8.1では、ハードディスクの空き領域が少なくなると、下記のような「ディスク領域不足」のメッセージが表示されます。
※ ここではWindows 8の画面で案内していますが、Windows 8.1でも同様の画面が表示されます。

• Cドライブのディスクが領域不足の場合
  ディスク領域不足
  ドライブWindows 8（C：）のディスクの空き領域が少なくなっています。
  ここをクリックして、このドライブの領域を解放できるかどうか確認してください。
  

• Dドライブのディスクが領域不足の場合
  ディスク領域不足
  ドライブローカルディスク（D:）のディスクの空き領域が少なくなっています。
  ここをクリックして、このドライブの領域を解放できるかどうか確認してください。
  

• ディスクの領域不足が著しい場合
  「ドライブ C:\に0 MBの空き領域しかありません。情報の損失およびパフォーマンスの問題を防ぐには、空き領域を増やす必要があります。詳細についてはヘルプとサポートを参照してください。」
  

この場合、データを移動したり不要なアプリを削除したりして、ハードディスクに空き領域を確保する必要があります。
Windows（OS）がインストールされているCドライブの空き領域が不足すると、パソコンの動作が遅くなることがあります。

• システムファイルなどの重要なファイルやフォルダーを削除したり、別のドライブに移動したりすると、OSが起動できなくなる場合があるので注意してください。

• ファイルやフォルダーを移動または削除する方法は、ここで案内している方法や各種アプリに添付の専用ツールを使用してください。手動でファイルやフォルダーを移動または削除すると、トラブルの原因になる場合があります。

• 複数の人で1台のパソコンを共有したり、パソコンをネットワークに接続してデータを共有したりしている場合は、データの移動または削除を行う際に注意してください。

対処方法

Windows 8 / 8.1でディスク領域不足のメッセージが表示された場合は、以下の対処方法を行ってください。

1. Windows関連の対処方法

Windows関連の不要なデータを削除すると、ディスクの空き領域を増やすことができます。

削除できるWindowsデータの一例

• Internet Explorer関連
  Internet Explorerでは、一度閲覧したWebページ（ファイル）の情報として「インターネット一時ファイル」が一時的に保存されています。 インターネット一時ファイルを削除したり、保存場所を変更したりすることでディスクの空き容量を増やせます。
  これらの方法については、以下の情報を参照してください。
  ブラウザーでインターネット一時ファイル（キャッシュ）を削除する方法
  ブラウザーでインターネット一時ファイル（キャッシュ）を自動的に削除する方法
  Internet Explorerでインターネット一時ファイルの保存先フォルダーの場所や容量を変更する方法

• ごみ箱関連
  「ごみ箱」を空に（入っているファイルなどを削除）したり、ごみ箱の容量を変更することでディスクの空き容量を増やせます。
  これらの方法については、以下の情報を参照してください。
  Windows 8 / 8.1で「ごみ箱」を空にする方法
  Windows 8 / 8.1で「ごみ箱」の容量を変更する方法

• 「システムの復元」関連
  「システムの復元」で作成される復元ポイントが多くなると、ディスク領域不足の原因となることがあります。
  最新の復元ポイントより前に作成されたバックアップデータをすべて削除したり、システムの復元で利用できるディスク領域を変更したりすることで、ディスクの空き領域を増やせます。
  これらの方法については、以下の情報を参照してください。
  Windows 8 / 8.1で復元ポイントを削除する方法
  ※ 上記情報内の項目2を参照してください。
  Windows 8 / 8.1でシステムの復元のディスク使用量を変更する方法

• その他
  ディスククリーンアップを行い、ハードディスクドライブ上の不要なファイルを安全に削除することで、ディスクの空き容量を増やせます。
  この方法については、以下の情報を参照してください。
  Windows 8 / 8.1でディスククリーンアップを実行してディスクの空き領域を増やす方法

2. アプリ関連の対処方法

不要なアプリを削除すると、ディスクの空き領域を増やすことができます。

削除できるアプリの一例

• お試し版や使わないアプリ
  パソコン購入時にインストールされているお試し版などのアプリや、お客様自身で新たにインストールしたアプリで、不要なアプリがある場合は、それらを削除してディスクの空き容量を増やせます。
  この方法については、以下の情報を参照してください。
  アプリケーションの追加や削除を行う方法

3. データ関連の対処方法

作成したファイル・画像・映像データを移動または削除すると、ディスクの空き領域を増やすことができます。

移動または削除できるデータの一例

• 画像・映像データ
  デジタルカメラ・デジタルビデオカメラなどのデータをパソコンに保存すると、保存容量が大きくなることがあります。

• テレビ番組の録画データ
  パソコンでテレビ番組を頻繁に録画すると、録画データが多数保存されることがあります。

• 各種アプリで作成したデータ
  ExcelやWordなど各種アプリで作成したデータや、年賀状ソフトで作成した住所録などが含まれます。

これらのデータを外付けハードディスクやDVDなどに移動したり削除したりすることで、ディスクの空き領域を増やしてください。
また、使用するアプリによって、データの保存場所は異なります。アプリの「ヘルプ」や添付マニュアルでデータの保存場所を確認してください。
この方法については、以下の情報を参照してください。
Windows 8 / 8.1でCD/DVD/ブルーレイディスクに動画や音楽などのデータを書き込む方法
Windows 8 / 8.1でUSBメモリにデータを保存する方法

4. その他

ディスク領域不足を解決するには、その他に次のような方法があります。

• データバックアップ関連アプリ
  データバックアップアプリを利用している場合、複数のバックアップデータをハードディスクに保存していることがあります。
  バックアップのタイミングを変更したり、バックアップした日付が古く不要と思われるデータを削除したりすることで、ディスク容量を増やせます。ご利用のバックアップアプリのヘルプなどを参照し、操作方法をそれぞれ確認してください。

• ファイルやフォルダーの圧縮
  普段使用しないファイルやフォルダー、ビットマップなどの画像ファイルなどを圧縮すると、ディスクの空き容量を増やせます。
  圧縮ファイルの作成後は、作成元のファイルやフォルダーを他のドライブに移動したり削除したりします。
  この方法については、以下の情報を参照してください。
  Windows 8 / 8.1でファイルやフォルダーを圧縮する方法
  Windows 8 / 8.1でファイルやフォルダーを圧縮してハードディスク空き容量を増やす方法

関連情報

• ディスク領域不足のメッセージが表示された場合の対処方法