121ware 閉じる
■特長

(★)はAtermIW60シリーズからの新機能です。

(1) バックライトLCD
    バックライトを備えた見やすい液晶パネルを搭載。回線や電話の使用状況を「ピクトグラム」で
    表示。
    さらに、12文字×2行の文字情報(英数カナ)により、電話番号や通信料金などの詳細情報や
    アナログポートの設定情報を表示することができます。

(2) 停電モード
    急な停電でも、アナログポートAに接続した電話機の通話やデータポートによる通信を
    バックアップする停電モードを搭載。単3アルカリ乾電池6本で動作しますので、電池交換により
    続けて利用することができます。また、専用Ni-Cd充電池パック(オプション:PC-IT/B01:
    定価 3,000円)の搭載も可能です。電池を入れておくことで自動的に充電されますので、
    電池交換のわずらわしさがありません。

(3) 128KbpsマルチリンクPPP通信
    ISDNの2本のBチャネル(64Kbps)を束ね、最高128Kbpsの通信が可能です。
    「Multi Link Protocol(MP)」の採用により、接続性も抜群です。

(4) PHS電話機収容(★)
    市販のPHS電話機を、AtermIW60のコードレス子機として6台まで収容可能。外では、PHS、家では
    コードレス電話機として使用できます。

    *コードレス子機として利用するには、販売店様でのID登録(有料)が必要です。
    *収容可能機種は、NTTパーソナルおよびアステルの32Kbpsデータ対応のPHS端末です。
      収容可能機種を順次拡大予定です。(平成9年9月末現在、接続確認済み機種はNTTパーソナル
      パルディオ311Nです。)最新の情報は、ホームページ(Aterm Station)を確認ください。

(5) ワイヤレスデータ通信(★)
    登録したPHS端末にPIAFSカードとパソコン等のデータ端末を接続することで、ワイヤレスの
    データ通信が可能。

    *データ通信用のPIAFSカードは別売りです。お使いのPHSに接続可能なカードを各PHS会社に
      ご確認の上ご利用下さい。

(6) PIAFS対応(★)
    PHSデータ通信の業界標準規格PIAFS(ピアフ)に準拠した32Kbpsのデータ通信が可能。
    PHS32KbpsデータカードやインターネットプロバイダのPIAFS対応アクセスポイントとの通信が
    可能です。

(7) デュアルリンクワイヤレス通信(★)
    1台のAtermIW60を親機に、もう1台のAtermIW60をリモートステーションに設定することで、
    子機として利用することができます。このときデュアルリンクワイヤレス通信機能により、
    最大64Kbpsの高速データ通信ができます。
    (※64Kbpsワイヤレス通信は、当社独自モードです。)


■機能説明

(1) バックライトLCD
    バックライト付き液晶ディスプレイを採用。
    LCD表示にはピクトグラム表示(絵文字)と12桁×2行の数字・文字の表示部があります。

    12×2行表示部
      ・発信時:発信ポート表示/発信先電話番号
      ・着信時:アナログ/データポート着信表示
      ・切断時:切断ポート表示/切断理由/通信料金
      ・着信転送状態表示
      ・内線発信表示
      ・アナログポートからの設定(らくらくテレホン設定)情報 etc
    バックライト制御
      出荷時設定は、通信等により表示変更した時だけ点灯となっています。
      他に常時点灯/常時消灯が選択できます。

(2) 終端抵抗内蔵
    AtermIW60を外付けDSUに接続する際に、終端抵抗の有/無の設定が可能。
    DSUに直接、添付のSバスケーブルで接続する場合は終端抵抗を有りに設定します。
    (本体背面スイッチ設定)

(3) 高速データ転送対応
    パソコンとの間のシリアルポートの最大データ転送速度を230.4Kbpsにパワーアップ可能。
    高速RS232Cボードを利用することにより、128Kbps通信の性能をフルに発揮することが可能です。

    (注)リモートステーションとして利用した場合は、本機能は使用できません。

(4) 高性能アナログポート(2ポート)
    アナログ電話機やFAX等を接続できるアナログポートを2ポート(A・B)標準装備。
    48V給電・極性反転をサポートし、更にフレックスホン(コールウェイティング・着信転送・
    通信中転送・三者通話)やINSボイスワープに対応した高性能のアナログポートです。

    (注1) アナログポートに接続するアナログ端末は、PB信号が送出できるものを使用して下さい。
          ダイヤルパルス信号しか送出できないアナログ端末はご利用できません。
          パソコンで128KbpsマルチリンクPPP通信時に電話等を利用する際は、
          BOD(バンド・オン・デマンド)機能を設定することで通信が可能です。
    (注2) リモートステーションとして使用した場合は、2ポート同時使用は不可。

(5) 48V給電/極性反転
    NTTのアナログ回線と同様の48V給電と極性反転信号をサポート。
    アナログ端末による電圧不足の誤動作や極性反転信号検出による機能(通話料金や時間表示等)が
    動作しない等の心配がありません。

(6) フラッシュROM
    ファームウェアのバージョンアップを部品交換なしで可能にするフラッシュROMを採用。
 
(7) 停電モード
    急な停電でも、アルカリ単三乾電池6本(別売)またはNi-Cd充電パック(オプション:PC-IT/B01)に
    より、電話(アナログポートAのみ)とデータポートの発信・着信・通信が可能。
    停電モードのON/OFFスイッチに加えて、停電時に電池の消耗を抑える節電モードも装備しました。
    乾電池による動作が可能ですので電池(乾電池・Ni-Cd充電池)が消耗しても乾電池を入れ替える
    だけで継続動作が可能です。
    ┌───────────┬──────────────┬──────────────┐
    │                      │アルカリ乾電池              │Ni-Cd充電池                 │
    ├───────────┼──────────────┼──────────────┤
    │◎停電動作時間:      │連続通話4時間、             │連続通話0.5時間、           │
    │    節電モード設定時  │待ち受け8時間               │待ち受け1時間               │
    │                      │ (アルカリ乾電池の性能や    │ (Ni-Cd充電池の充電具合や   │
    │                      │  使用状況により時間は      │  使用状況により時間は      │
    │                      │  異なります。)             │  異なります。)             │
    ├───────────┼──────────────┴──────────────┤
    │◎停電時にサポートする│アナログポートA:発信、着信、通話                         │
    │  サービス機能        │                 ダイヤルイン着信選択                     │
    │                      │                 サブアドレス着信選択                     │
    │                      │                 識別着信                                 │
    │                      │                 フレックスホン                           │
    │                      │                 INSボイスワープ                          │
    │                      │                 疑似コールウェイティング                 │
    │                      │アナログポートB:使用不可                                 │
    │                      │デジタルポート:非同期による発信、着信、通信              │
    │                      │                非同期/同期PPP変換による発信、着信、通信  │
    │                      │                128KbpsマルチリンクPPP通信による          │
    │                      │                発信、着信、通信                          │
    │                      │無線ポートA〜F:使用不可                                  │
    └───────────┴─────────────────────────────┘
    (注)リモートステーションとして使用した場合は、停電モードは機能しません。

(8) S点ユニット(オプション)
    (注)リモートステーションには、S点ユニットは搭載できません。

(9) PHS電話機収容
    PHS電話機を、AtermIW60の無線ポートに、コードレス子機として最大6台まで収容可能。外では、
    PHSとして利用できる電話機が、家庭内ではデジタルコードレス電話機として利用できます。
    家庭内の内線から外線利用する場合はINS64の課金となりますので、PHS公衆網での利用に比べ
    料金が安くなります。
    無線ポートに収容されたPHS電話機は、アナログポートに接続された電話機と同様にAtermIW60の
    内線として使用でき、内線間の通話や転送を行うことができます。さらに、無線ポートに
    おいても、グローバル着信、疑似コールウェイティングやINSネット64サービスのフレックスホン
    (コールウェイティング、着信転送、三者通話、通話中転送)も利用可能です。

    (注1) 無線チャンネルは、同時使用2チャンネルまでです。
    (注2) コードレス子機として利用するには、ID登録が必要です。
    (注3) 収容可能機種は、NTTパーソナルおよびアステルの32Kbpsデータ対応のPHSを順次拡大予定。
          詳しくは、ホームページ(Aterm Station)のご案内を確認ください。
    (注4) PHS電話機をコードレス子機として使用する場合は、オフィス(構内)モードでのご使用と
          なります。(オフィスモードを含むデュアルモードも可。)
    (注5) 下記のPHS機能は、コードレス子機として使用した場合には、ご利用できません。
            ・PHSサービス(PHS公衆網でのサービス)
                但し、デュアルモード(またはオートモード)に設定し、公衆モードと
                オフィスモードが両方有効になっていて、かつPHS公衆の電波が届いていれば
                使用可能です。
            ・ホームアンテナ、家庭モード
            ・文字メッセージサービス(きゃらメール、モジトーク等の受信)
            ・留守番電話サービス
            ・発信時の自PHS番号の通知
    (注6) 下記のPHS機能は、コードレス子機として使用した場合にもご利用できます。
            ・トランシーバーモード
            ・オフィスモード
            ・32Kbpsデータ通信
            ・電話帳ダイヤル、ワンタッチダイヤル、ヒストリーダイヤル等の各種ダイヤル機能
            ・サブアドレス付き発信、およびサブアドレスによる個別着信
            ・着信時、相手先の発信者番号表示
            ・着信音量、音色、バイブレータ、キーロック他の端末単独機能。(機種・機能に
              よっては使用できない操作や機能があります。)
    (注7) 下記機能は、PHS電話機(コードレス子機)からの信号をAtermIW60側にてPB信号に変換する
          ことによりご利用いただけます。
            ・ポケットベルや文字メッセージサービスへのメッセージ送信
            ・リモートダイヤル等のセカンドダイヤル送出
    (注8) PHS電話機の呼出しは、一斉呼出か個別呼出となります。一斉呼出の場合を除いて複数台を
          同時に呼び出すことはできません。
    (注9) 停電時には、無線ポートに収容したPHS子機は使用できません。
    (注10)AtermIW60のアナログポートに接続した電話機で使用できる下記機能は、無線ポートに
          収容したPHS子機からは利用できません。
            ・INSボイスワープ対応による、電話機からのカスタマコントロール。
            ・優先ポート着信指定。(無線ポートへの優先ポート着信指定。)
            ・識別着信。(無線ポートへの識別着信指定。)
            ・PHS電話機からの、らくらくテレホン設定。

(10)ワイヤレスデータ通信
    デジタルコードレス電話機として子機登録されたPHS電話機に、32Kbpsデータ通信カードと
    パソコンや携帯端末を接続することで、ワイヤレスデータ通信が可能。(以下PHS電話機、
    32KbpsPIAFSデータ通信カード、パソコンや携帯端末を一式まとめて「コードレスデータ端末」と
    表記。)外線とだけでなく、内線間(コードレスデータ端末間およびAtermIW60〜
    コードレスデータ端末間)でもデータ通信が可能です。
    通信相手に合わせて、「PIAFSスモールモード」と「プロトコル変換モード」の2つの通信方式が
    利用できます。

    「PIAFSスルーモード」
    コードレスデータ端末からのPIAFSデータをAtermIW60で変換しないで、そのままINSネット64の
    回線に透過するモードです。PIAFS対応のPHS端末およびPIAFS対応のアクセスポイントと
    通信できます。

    「プロトコル変換モード」
    コードレスデータ端末からPIAFSデータを本装置で一旦終端して、通信相手に合わせて
    非同期データまたは同期データに変換して通信するモードです。通常のターミナルアダプタや
    PIAFSに対応していないアクセスポイントと通信できます。

    (注1) 32Kbpsデータ通信に必要となる、32KbpsPIAFSデータ通信カードやパソコン、携帯端末は
          別売りです。
    (注2) ワイヤレスデータ通信時における、AtermIW60(親機)データポートや他の無線ポートの
          同時使用に関する制限を下表に記します。
    ┌─────────────┬──────────┬────────────────┐
    │                          │親機データポート    │他の無線ポートからの            │
    │使用モード                │使用可否            │データ通信の可否                │
    ├─────────────┼──────────┼────────────────┤
    │PIAFSスルーモード         │同時使用可          │同時使用可 PIAFSスルーモード    │
    │                          │                    │           プロトコル変換モード │
    ├─────────────┼──────────┼────────────────┤
    │プロトコル変換モード      │同時使用不可        │同時使用不可(音声も不可)   │
    └─────────────┴──────────┴────────────────┘
                                (※)但し、同時利用可能な無線チャネルは2チャネルです。





    (注3) PIAFSスルーモードでは、無通信監視タイマと強制切断タイマは機能しません。

(11)リモートステーション
    1台のAtermIW60を親機に、もう1台のAtermIW60をリモートステーションとして設定でき、
    AtermIW60同士でのワイヤレスで通信が可能です。離れた場所の電話機やパソコンをコードレスで
    使用することができます。

    リモートステーション仕様表
    ┌───────┬──────────────────────┬──────────┐
    │項目          │機能                                        │備考                │
    ├───────┼───────┬──────────────┼──────────┤
    │無線          │無線プロトコル│RCR-STD28                   │                    │
    │インタフェース├───────┼──────────────┼──────────┤
    │              │通信スロット数│2                           │                    │
    ├───────┼───────┼──────────────┼──────────┤
    │データ端末    │インタフェース│V.24/V.28(RS-232C)          │ISO2110準拠(25ピン) │
    │インタフェース├───────┼──────────────┼──────────┤
    │              │呼接続機能    │ATコマンド                  │米国Hayes社         │
    │              │              │                            │モデムコマンド準拠  │
    │              ├───────┼──────────────┼──────────┤
    │              │通信速度(Kbps)│PIAFS通信:32               │                    │
    │              │              │NEC独自モード:64           │                    │
    │              │              │※V.42bisデータ圧縮機能内蔵 │                    │
    │              ├───────┼──────────────┼──────────┤
    │              │端末速度(Kbps)│非同期(28.8/38.4/57.6/115.2)│( )内はV.28規格外   │
    ├───────┼───────┼──────────────┼──────────┤
    │アナログ端末  │基本仕様      │ポート数:2ポート(注1)      │接続コネクタ:      │
    │インタフェース│              │受信ダイヤル:PC信号のみ    │    6ピン           │
    │              │              │供給電圧:48V(無負荷時)     │    モジュラジャック│
    │              │              │極性反転:アナログA・Bポート│(注1)同時使用不可   │
    ├───────┼───────┴──────────────┼──────────┤
    │ヒューマン    │・LCD表示                                   │バックライト有り    │
    │インタフェース│・状態表示LED×4                            │12文字×2行         │
    │              │・ディップスイッチ                          │      +ピクトグラム│
    │              │                                            │2色LED              │
    ├───────┼──────────────────────┼──────────┤
    │電源          │・AC100V±10%、50/60Hz                     │電源内蔵            │
    ├───────┼──────────────────────┼──────────┤
    │消費電力      │約9.5W(最大)                                │                    │
    ├───────┼──────────────────────┼──────────┤
    │外形寸法/重量 │約(W)63×(H)182×(D)142mm                   │縦置きスタンド添付  │
    │              │  突起部、縦置スタンドを除く。              │                    │
    │              │約0.85kg                                    │                    │
    ├───────┼──────────────────────┼──────────┤
    │動作環境      │温度0〜40℃ 湿度10〜90%RH                  │                    │
    └───────┴──────────────────────┴──────────┘
    (注1) 親機モードとリモートステーションモードは、同時に機能させることはできません。
    (注2) リモートステーションとして使用した場合は、必ずもう1台親機としてAtermIW60が
          必要です。(リモートステーションだけでは動作しません。)
    (注3) リモートステーションは子機として親機の無線ポートの1つに収容します。(販売店または
     NECカスタマサービス株式会社でのファームウェア変更と無線ID登録が必要です。(有料))
    (注4) 親機で使用可能な機能のうち、下記機能はリモートステーションでは使用できません。
            ●データポート
                ・高速データ通信
                ・停電モード
                ・128KbpsマルチリンクPPP通信
                ・BOD
                ・電子メール着信通知およびそのユーティリティ
                ・UUIメールおよびそのユーティリティ
                ・スティルスコールバック
                ・SOHO機能
                ・識別着信
            ●アナログポートA・Bポート
                ・アナログA,Bポートの同時使用
                ・ダイアルイン着信、サブアドレス着信によるアナログA,Bポートの呼び分け
                ・停電モード
                ・INSボイスワープ対応による、電話機からのカスタマコントロール
                ・優先ポート着信指定
                ・識別着信
                ・サブアドレス無し着信選択
            ●その他
                ・らくらくウィザード
                ・PHS電話機収容
        ・アナログポートとデータポートの同時使用
 
    (注5) リモートステーションでのデータ通信時における、AtermIW60(親機)データポートや他の
          無線ポートの使用に関する制限を下表に記します。
    ┌─────────────────┬──────┬────────────────┐
    │                                  │親機        │他の無線ポートからの            │
    │                                  │データポート│データ通信の可否                │
    │リモートステーションのモード      │使用可否    │                                │
    ├──────┬──────────┼──────┼────────────────┤
    │無線1ch使用 │PIAFSスルーモード   │同時使用可  │同時使用可 PIAFSスルーモード    │
    │            │                    │            │           プロトコル変換モード │
    │            ├──────────┼──────┼────────────────┤
    │            │プロトコル変換モード│同時使用不可│同時使用不可(音声も不可)   │
    ├──────┴──────────┼──────┼────────────────┤
    │デュアルリンクワイヤレス通信(*)   │同時使用不可│同時使用不可                    │
    └─────────────────┴──────┴────────────────┘
      (*)デュアルリンクワイヤレス通信は、NEC独自モード。詳細は次項を参照下さい。

(12)デュアルリンクワイヤレス通信
    リモートステーションとして使用した場合、デジタルポートに接続されたパソコンから
    無線2チャンネルを使った最大64Kbps(※)の高速データ通信が可能です。プロトコル変換モードに
    よって非同期/同期PPP変換が可能ですので、インターネットプロバイダのアクセスポイントへの
    接続が行えます。

    (※)64Kbpsワイヤレス通信は当社独自モードです。
    (注1) デュアルリンクワイヤレス通信を利用した場合、他の無線ポートは使用できません。
    (注2) デュアルリンクワイヤレス通信を利用した場合、親機のデータポートは使用できません。

(13)128KbpsマルチリンクPPP通信
    「Multi Link Protocol(MP)」の採用により、ISDNの2本のBチャネル(64Kbps)を束ね、
    最高128Kbpsの通信が可能です。

    (注1) 128Kbpsの通信時、ISDNのBチャネル(64Kbps)を2チャネル利用しますので通信料は2倍
          かかります。
    (注2) マルチリンクPPPの通信中でもBOD(バンド・オン・デマンド)機能の設定を行うことで
          アナログポートのご利用が可能です。
    (注3) マルチリンクPPP通信の能力を最大限に活かすには、パソコンのCOMポートから230.4Kbpsの
          速度で通信できることが必要です。
          230.4KbpsのCOMポートの転送速度を持った機種以外で、十分なパフォーマンスを
          得るためにはパソコンの拡張スロットに高速RS-232Cボードを入れる必要があります。
    (注4) リモートステーションとして使用した場合は、本機能は使用できません。

(14)BOD(バンド・オン・デマンド)
    128Kbpsで通信中に、アナログポートへの発着信があると自動的に64Kbpsに切り替える
    「リソースBOD」と、あらかじめ設定したデータ量に応じてチャンネル数を切り替える
    「スループットBOD」が利用可能。
    (注1) 「リソースBOD」の利用をしない場合は128KbpsマルチリンクPPP通信時、アナログポートの
          ご利用はできません。
    (注2) 128Kbpsの通信時、ISDNのBチャネル(64Kbps)を2チャネル利用しますので通信料は2倍
          かかります。
    (注3) リモートステーションとして使用した場合、本機能は使用できません。

(15)非同期/同期PPP変換機能
    AtermITシリーズによる豊富なプロバイダ接続実績を誇る、「非同期/同期PPP変換」機能を搭載。
    パソコンのCOMポートに接続するだけで、モデム対応のインターネット接続用ソフト(非同期
    PPP通信対応)を利用した同期64Kbpsのインターネット接続が行えます。

(16)非同期57.6Kbps通信
    ISDNによる非同期通信で最高速57.6Kbpsでの通信が可能です。
    豊富な非同期通信対応のアプリケーションを利用して、高速・高品質なネットワークが手軽に
    構築できます。

(17)電子メール着信通知
    NECのパーソナル・マルチメディアサービス「BIGLOBE」と契約することにより、第三者から
    電子メールが届くと、AtermIW60の「MSGランプ」を点滅させて知らせてくれる
    「電子メール着信通知」機能を搭載。
    通常の場合、ダイヤルアップユーザは自分宛のメール取得確認の際、メールの有無に関わらず、
    毎回プロバイダ等に接続する必要がありますが、メールが無ければ回線を接続した分だけ無駄な
    通信費を使っていることになります。
    この電子メール着信通知を利用すれば、自分宛にメールが届けばMSGランプの点滅で知らせて
    くれるので、必要な時にメール取得が可能となります。
    また、専用の電子メール着信ユーティリティを利用すれば、メールが何件届いているか等が
    確認できます。
    電子メール着信通知はパソコンの電源が入っていなくても、Atermの電源さえ入っていれば
    ご利用可能です。

    【電子メール着信通知を利用する場合の条件】
    ・BIGLOBEとの契約
    ・INSネット64の申請で「ユーザ間情報通知サービス:着信許可」の申請が必要です。

    (注1) 本機能は、AtermIT65Proシリーズ/AtermIT65シリーズ/AtermIW60/AtermIT55シリーズ/
          AtermIT45シリーズ/AtermIB55ProII/AtermIT25DSUでご利用の場合可能な機能です。ただし
          AtermIT55シリーズ/AtermIT45シリーズは最新のバージョンアップによる更新が必要です。
    (注2) リモートステーションとして利用した場合、本機能は使用できません。

(18)UUIメール
    通信相手先がAtermシリーズをご利用であれば、1回の送信で100byte(全角50文字)までの
    メッセージを送れる簡易的なメール機能です。
    ちょっとした伝言を伝えるにも、電話や電子メールでも10円以上かかってしまいますが、
    UUIメールは、INSネット64の「ユーザ間情報通知サービス」を利用しているため、全国どこでも
    1回送信/0.4円と大変経済的です。
    また、Dチャネルを使用するため、相手側が128Kbps通信などでBチャネルを2本使用中でも届ける
    ことができます。(発信側で64Kbps/128Kbps通信中は送信できません)
    UUIメールを利用するための「UUIメールユーティリティ」も添付されています。

    (注1) 本機能は、通信相手先がAtermIT65Proシリーズ/AtermIT65シリーズ/AtermIW60/
          AtermIT55シリーズ/AtermIT45シリーズ/AtermIB55ProII/AtermIT25DSUでご利用の場合
          可能な機能です。
          ただしAtermIT55シリーズ/AtermIT45シリーズは最新のバージョンアップによる更新が
          必要です。
    (注2) リモートステーションとして利用した場合、本機能は使用できません。

(19)無通信監視タイマ
    あらかじめ時間を設定しておくことにより、通信相手とデータのやりとりがなければ、自動的に
    回線を切断します。
    インターネットへアクセスした後でうっかり回線を切断し忘れても安心です。
    設定時間は1分から10分で1分単位で設定できます。

    (注1)プロバイダやリモートアクセスシステムによっては、制御データを定期的にクライアントに
        送っている場合があります。この場合、無通信時間が短くなり切断されない場合があります。
  (注2)PHS子機から「PIAFSスルーモード」でのワイヤレスデータ通信を行う場合は無通信監視タイ
    マは機能しません。

(20)強制切断タイマ
    あらかじめ時間を設定しておくことにより、強制的に回線を切断する機能です。
    この機能は、パソコンの不具合等で回線が接続しっぱなし状態や、ついうっかり回線切断を
    忘れた場合等、自動的にAtermが回線を切断する安心機能です。
    設定時間は1時間から10時間で1時間単位で設定できます。

    (注)PHS子機から「PIAFSスルーモード」でのワイヤレスデータ通信を行う場合は、
        強制切断タイマは機能しません。

(21)スティルスコールバック
    AtermITシリーズ対向でサーバ/クライアントのネットワークを構築することで、
    クライアント側からサーバへアクセスすると、サーバ側は着信を受付けるだけで回線を
    接続せずに、クライアントへ自動的にかけ直す画期的な機能です。

    リモート接続ができれば、OS、パソコン、アプリケーションを問わないコールバックシステムの
    利用が可能です。
    Windows 95のダイヤルアップネットワークなどで簡単に利用することができます。

    【ISDNを生かした優れた特長!】
    (1)相手先からの発信者番号通知によりコールバック先を特定しますので、誤った相手に
      コールバックしてしまうことがありません。
    (2)サーバ側では発信者番号通知など、必要な情報を入手するだけで着信しませんので、
      クライアント側に一切、電話料金が発生しません。
    (3)INSネット64のスピーディな接続と、ワンコールだけのオペレーションにより、
      コールバックでの利用者のストレスがありません。
    (4)識別着信機能との組み合わせにより、相手先を完全に限定することもできます。

    (注1) 発信者番号通知を利用するため、クライアント側ではINSネットの契約時に、
          「発信者番号通知サービス:呼毎通知許可」を申し込む必要があります。
    (注2) 本機能は、AtermIT65Proシリーズ/AtermIT65シリーズ/AtermIW60/AtermIT55シリーズ/
          AtermIT45シリーズ/AtermIT25DSU/AtermIB55ProII/AtermIC20対向時のみで有効な機能です。
    (注3) 本機能は、アナログポート、無線ポートによる通信では利用できません。
    (注4) 本機能は、アプリケーションから、普通のモデム通信にしか見えません。セキュリティに
          関しては、リモートアクセス時にアプリケーションが行うセキュリティチェックの利用を
          お勧めします。
    (注5) リモートステーションとして使用した場合は、本機能は使用できません。

(22)SOHO機能
    SOHO(=Small Office Home Office)環境でのサーバ接続に便利な「応答平均化機能」と
    「非同期/同期自動判別着信機能」の2つの機能を標準装備。

    「応答平均化機能」
    1本のINS64回線に複数の下記Atermシリーズを接続することにより、各Atermの着信への応答を
    平均化する機能です。
    例えば、サーバに2台のAtermを介して回線に接続した場合、応答平均化機能が無いと1つの着信に
    対し2台のAtermが応答してしまい、サーバのポート1・2にも同時に着信がかかります。
    サーバは両方のポートに応答し、その結果早く応答したポートは通信状態になりますが、遅く
    応答したポートは常に接続に失敗して切断されてしまいます。
    このため遅く応答したポートでは、着信から切断復旧まで次の着信を受けることができず、
    リソースが無効に消費されてしまいます。
    また、サーバ上の通信管理情報には大量のエラーが記録される事となります。
    一方、応答平均化機能を設定した場合には、設定した最初の着信は上記動作となりますが、
    次の着信以降は2台のAtermが交互に着信を行ない、サーバへの無効な着信を発生させません。

    (注)本機能を利用する場合には、回線にはAtermIT65Proシリーズ/AtermIT65シリーズ/
        AtermIW60/AtermIT55シリーズ/AtermIT45シリーズ/AtermIT25DSUのみを接続して下さい。

    「非同期/同期自動判別着信機能」
    着信の際、通信相手が非同期通信の場合でも、非同期/同期PPP変換機能による同期通信の
    場合でも、自動的に相手の通信形態を判別し着信することができます。
    AtermIW60をサーバ側に設定することにより、通信形態や通信速度が異なる端末とのネットワーク
    構築が行えます。

    (注)リモートステーションとして利用した場合、SOHO機能は仕様できません。

(23)PIAFS対応
    業界標準規格PIAFS(ピアフ)に準拠した32Kbpsのデータ通信が可能。
    PHSの32Kbps通信との対向通信が可能であり、外出先のPIAFS対応の携帯端末から
    AtermIW60に接続されたパソコンへリモートアクセス等ができます。
    モバイルコンピューティングを実践する人に最適です。
    また、V42bisデータ圧縮機能を搭載しているので、文書ファイルなどのデータ通信ではPIAFSの

    実効速度29.2Kbps以上の速度でデータ通信が可能です。

(24)発信者番号通知選択
    各ポート毎に発信の際自分の電話番号を相手に通知する/通知しないの設定が可能です。
    INSネット64の申請で「発信者番号通知サービス:呼毎通知許可」の申請を行うと、Atermの
    設定により、通知する/通知しないの選択が行えます。
    常に通知したくない場合は「発信者番号通知サービス:常時通知拒否」の申請を行ってください。

    (注)相手先が、発信者番号通知に対する表示機能等を持っている端末を利用していると、
        発信者番号が表示されることになります。

(25)グローバル着信選択
    INSネット64からターミナルアダプタに着信させる方法として、ダイヤルイン番号などの
    着信番号を通知して、自己アドレスとの一致により着信させる方法と、着信通知をしないで
    着信させる方法「グローバル着信」の2つの方法があります。
    グローバル着信の場合に応答するポートをあらかじめ1つのポートに指定しておくことにより、
    ダイヤルイン×2(900円×2)で呼び分けるのに対して、グローバル着信とダイヤルイン
    (無料+900円)で呼び分けが可能となります。
    電話とFAXの番号を分けたい場合、通常ダイヤルイン番号を2つ分を申し込み、それぞれの
    ポートに登録すると、2つのダイヤルイン番号契約となり月額1,800円の負担となってしまいます。
    本機能は、「グローバル着信利用する」と「ダイヤルインサービス番号1つの追加」の契約だけで、
    アナログポートA・Bを別々の番号で個別着信させることができる機能です。そのため、
    ダイヤルイン契約は1つとなり月額900円の負担で済ませることができます。

    【グローバル着信契約とは!】
    ダイヤルインを契約している時、着信の際にダイヤルイン番号(契約回線番号または代表番号
    のみ)を通知させることで着信させる場合を「グローバル着信を利用しない」、通知がなくても
    着信させる場合を「グローバル着信を利用する」と言います。(グローバル着信契約は無料です。)

(26)内線通話/内線転送
    AtermIW60のアナログポートA・B、無線ポートA〜F間で#*後に内線番号(注1)をダイヤルする
    ことにより内線通話が可能です。
    また、外線通話中、電話機のフッキング操作後、#*の後に内線番号(注1)をダイヤルすること
    により内線転送が可能です。

    (注1) 各アナログポート内線番号は次の通りです。
          アナログポートA:1 アナログポートB:2
          無線ポートA:91 無線ポートB:92 無線ポートC:93
          無線ポートD:94 無線ポートE:95 無線ポートF:96
    (注2) 無線ポートの同時使用台数は2台までです。
    (注3) 停電モードはアナログAポートのみの動作となります。
    (注4) バス接続されている別のTAとの通話はできません。
    (注5) バス接続されている別のTAのアナログポート間との内線転送はできません。
    (注6) リモートステーションのアナログA,Bポート間の通信はできません。

(27)疑似コールウェイティング
    INSネットのフレックスホン(コールウェイティング機能)を契約しなくてもBチャンネル2本を使い
    擬似的にコールウェイティング機能を実現することができます。

    【操作方法】
    アナログポートA・B、無線ポートA〜Fのいずれかで通話中に新たな着信が入ると、通話中の
    電話に着信がはいったことを信号音で知らせます。利用者は電話機でフッキングを行うことに
    より、通話中の相手を保留し、新たな着信に応答することができます。

    (注1) 本機能は、INSネットの2つのチャネルを使いますので、データ通信等でBチャネルを1本
          使用中の場合は使えません。
    (注2) 保留中の相手には保留音(信号音)が聞こえます。
    (注3) フレックスホン契約の月額400円が不要です。
    (注4) 本機能はアナログポート、無線ポートで有効な機能です。
          NTTコールウェイティングサービスを利用することもできます。(NTTへのフレックスホン
          契約の申し込みが必要です。)

    (注)保留中の相手には保留信号音が聞こえます。
        キャッチホンの信号音は、FAXやモデムに悪影響が出ますので利用時の設定には注意が必要
        です。

(28)保留音送出
    Atermの疑似コールウェイティングを行った場合、保留された外線に対し「ピッ・ピッ‥」という
    保留音を送出します。

(29)フレックスホン対応
    INSネット64の付加機能、「フレックスホン」の4つのサービスをアナログポートA・B、
    無線ポートA〜Fで、ご利用できます。
    フレックスホンは4つの機能で構成されています。
    ・フレックスホン1:コールウェイティング機能
    ・フレックスホン2:通話中転送機能
    ・フレックスホン3:三者通話機能
    ・フレックスホン4:着信転送機能

    (1)コールウェイティング機能
      アナログポートA・B、無線ポートA〜Fのいずれかで通話中に新たな着信が入ると、
      通話中の電話に着信がはいったことを信号音で知らせます。利用者は電話機でフッキングを
      行うことにより、通話中の相手を保留し、新たな着信に応答することができます。
    (2)通話中転送機能
      アナログポートまたは無線ポートで通話中、第三者を新たに呼び出し、転送することができる機能です。
    (3)着信転送機能
      アナログポートまたは無線ポートで着信があった場合、応答する前にあらかじめ設定した
      (らくらくユーティリティにて設定)相手先番号に転送する機能です。
    (4)三者通話
      アナログポートまたは無線ポートで通話中、第三者を新たに呼び出し、三者間で通話することができる機能です。

    フレックスホンの料金
    上記機能を全て契約した場合:月額1,000円
    上記機能のうち3つを契約した場合:月額800円
    上記機能のうち2つを契約した場合:月額600円
    上記機能のうち1つを契約した場合:月額400円

    (注)フレックスホンの機能はあらかじめNTTに契約する必要があります。

(30)INSボイスワープ対応
    INSネット64の付加機能、「INSボイスワープ」の対応が可能です。
    INSボイスワープの設定に不可欠なカスタマコントロールをサポートしていますので、全ての
    設定をAtermに接続した電話機から行うことができます。

    (注1) リモートステーションのアナログポートに接続した電話機からは、本機能は
          使用できません。
    (注2) 無線ポートに接続したPHS子機からは、本機能は使用できません。

(31)優先ポート着信指定
    NTTとの契約上でダイヤルインを利用しない場合等、AtermIW60は一つの着信で
    アナログA・Bポート、無線ポートA〜Fすべてを呼び出す状態となっています。
    全てのポートに着信させたくない場合は、着信するアナログA・Bのポートいずれかを優先して
    着信指定することができます。(指定されたポートが使用中には、自動的に他のポートへ着信が
    入ります。)
    たとえば、ホームテレホンの回線としてアナログポートを利用する場合、電話機に1回線の
    着信として表示させることができます。

    (注)リモートステーションのアナログポートでは、本機能は使用できません。

(32)識別着信
    各ポート毎に通信できる相手を識別することができます。
    あらかじめ「らくらくユーティリティ」で通信できる相手の電話番号を登録(最大10ヶ所)して
    おけば、その登録した相手とだけ通信が可能となり、それ以外の相手から着信がきた場合は
    応答しません。

    (注1) 識別着信のダイヤル番号は短縮ダイヤルの番号登録と共有です。
    (注2) 識別着信のダイヤル番号はデジタルポート・アナログポートで共有です。
    (注3) 識別着信は無線ポートでは利用できません。リモートステーションとして使用した場合も、
          本機能は使用できません。

(33)短縮ダイヤル
    デジタルポート、各アナログポートおよび各無線ポート共有で10ヶ所の短縮ダイヤルが利用
    できます。
    短縮ダイヤルの登録は、「らくらくユーティリティ」の画面上で登録が行えます。

    (注1) 短縮ダイヤル番号は識別着信の番号登録と共有です。
    (注2) 短縮ダイヤル番号はデジタルポート・アナログポート・無線ポートで共有です。
    (注3) リモートステーションには短縮ダイヤルを登録することはできません。
          リモートステーションからは、親機に登録した短縮ダイヤルを利用できます。

(34)サブアドレス無し着信
    デジタルポート・各アナログポートにサブアドレスの登録をしていた場合、サブアドレス無しの
    着信に対して、応答するか、応答しないかの選択ができます。
    サブアドレス無し着信「する」の設定をしたポートは、サブアドレス無しの着信と
    サブアドレス有りで番号が一致した場合に着信することができます。
    サブアドレス無し着信「しない」の設定をしたポートは、サブアドレス有りの着信で番号が
    一致した場合にのみ着信することができます。

    (注)無線ポートにサブアドレスを登録していた場合、サブアドレス無しの着信に対しては
        応答できません。この場合は、サブアドレス有りの着信で番号が一致した場合にのみ
        着信することができます。リモートステーションとして使用した場合も同様です。

(35)ダイヤル桁間タイマ設定
    LCR機能付きの電話機を利用する場合、ダイヤル信号を送出してから時間を開けないと
    通信できない場合があります。
    「ダイヤル桁間タイマ設定」により、LCR対応の電話機でもそのまま利用することができます。

(36)フッキング検出タイマ設定
    接続するアナログ端末によっては、受話器のON/OFF HOOK操作でフックスイッチのチャタリング
    (瞬間的にフックスイッチがON/OFFする状態)が発生する場合があります。チャタリングにより、
    外線通話終了後、受話器をON HOOKすると、Atermがフッキング操作と認識し、内線転送状態に
    入り、そのまま放置すると電話の呼び返しという現象が発生します。
    このような呼び返し現象を防ぐために、フッキングの検出タイマ設定をAtermで設定することが
    できます。設定時間は30〜1000ms/300〜1000ms/500〜1500msの3種類から設定可能です。
    (呼び返し現象が発生する場合はフッキング検出タイマを長めの設定時間に合わせると
    回避できます。)

    (注)本機能はアナログポートのみの機能です。

(37)らくらくウィザード
    電話機のつながるアナログポートの基本的な設定と、インターネット接続のパソコン設定を
    最小限の情報を入力するだけで同時に行うことができるクイックスタートソフト。

    (注1) 本ソフトウェアはWindows 95に対応しています。Windows NT 4.0では、アナログポートの
          設定のみは本ソフトウェアで行うことができます。
    (注2) リモートステーションに接続したパソコンでは利用できません。

(38)らくらくユーティリティ
    らくらくユーティリティは、Atermの面倒な設定をパソコンから容易に設定できる便利なツール
    です。
    各ポートの細かい設定をチェックまたは入力で設定可能です。
    その他、ISDN回線の状態や接続失敗時における切断理由、相手先の電話番号の確認、
    各ポート毎の累積通信料金表示等も確認することができます。

(39)らくらくテレホン設定
    アナログポートに接続した電話機からプッシュ信号で設定が可能です。
    設定内容や設定項目はLCD表示で確認することができます。
    パソコンは使わないけれども、「電話を2本にしたい」等の電話のみのご利用でも、Atermの
    設定を行うことができます。

    (注)らくらくテレホン設定はアナログポートおよび無線ポートに関する設定のみ可能です。

(40)電子メール着信通知ユーティリティ
    Atermの「電子メール着信通知」を利用した場合、電子メールの着信通知の件数や着信履歴などが
    確認できるツールです。

    (注)リモートステーションに接続したパソコンでは利用できません。

(41)UUIメールユーティリティ
    UUIメールを利用する場合の、専用のメール送信・受信用のユーティリティです。

    (注1) 一般のメールソフトではUUIメールはご利用できません。
    (注2) リモートステーションに接続したパソコンでは利用できません。


■商品構成
┌─────┬───────────┬─────────────────────────┐
│型名      │商品名                │添付品                                            │
├─────┼───────────┼─────────────────────────┤
│PC-IW60S1A│ISDNターミナルアダプタ│◆取扱説明書 3冊                                  │
│          │AtermIW60             │◆保証書                                          │
│          │                      │◆CD-ROM 1枚(以下内容)                            │
│          │                      │  らくらくユーティリティ(Windows/Macintosh用)     │
│          │                      │  らくらくヴィザード(Windows 95用)                │
│          │                      │  モデム定義ファイル(Windows 95、                 │
│          │                      │                     Windows NT 3.51/4.0)         │
│          │                      │  電子メール着信通知ユーティリティ                │
│          │                      │  UUIメールユーティリティ                         │
│          │                      │◆Sバスケーブル(3m) 1本                           │
│          │                      │◆RS232Cケーブル 1本(1m)                          │
│          │                      │◆D-sub9ピン変換コネクタ 1個                      │
│          │                      │◆Mac変換ケーブル 1本                             │
│          │                      │◆縦置きスタンド                                  │
│          │                      │◆BIGLOBEおいでまシート                           │
└─────┴───────────┴─────────────────────────┘


■注意事項

(1) 本製品の使用にはISDN回線の申込みが必要です。
(2) 本製品は日本国内仕様です。海外での保守サービス及び技術サポートは行っておりません。
(3) 本製品は外国為替及び外国貿易管理法の規定により規制貨物等に該当しますので、日本国外に
    輸出する場合には同法に基づき日本国政府の輸出許可が必要です。
(4) インターネット接続する場合はプロバイダとの契約が必要になります。
(5) 電子メール着信通知はBIGLOBEとの契約でご利用可能です。
(6) 本製品の補修用性能部品の最低保有年数は製造打切後7年です。
(7) 接続するパソコンにより、19.2Kbps以上で通信する場合、拡張ボードなどが必要になる場合が
    あります。
(8) PHS電話機は航空機内や病院内などでは使用を禁止されています。電子機器や医療機器に影響を
    与え、事故の原因となる恐れがあります。
(9) PHS電話機を使っての通話は、電波を使用している関係上、第三者により故意に通話内容を
    傍受される可能性があります。
(10)PHS電話機は電波を利用しているため、障害物などの陰で電波の弱い場所や電波のとどかない
    場所ではご利用になれません。また、使用中に電波状態が悪い所へ移動した場合に雑音が
    入ったり通話が途切れる場合があります。
(11)PHS電話機を、一般の電話機やテレビ、ラジオなどをお使いになっている近くで使用すると影響を
    与える場合があります。
(12)PHS電話機の内部を改造することは法律で禁じられています。
(13)PHS電話機は、補聴器にノイズなどを起こす場合があります。
(14)本製品はDSU内蔵でないため、DSUが必要となります。
NEC Copyright(C) NEC Corporation, NEC Personal Products,Ltd.